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「したい?‥え?」
「(やばい‥誤魔化せ、誤魔化せ‥でも、なんて言うんだよ・・ち、畜生!!)」
少しポカンとした感じで、
安雄の目をまっすぐ見つめる明子の瞳に
逃げ出したい気分になりながら、
安雄は自分でも思ってないことを言い出した。
「そ、その、そ、そそ、相談したい事が、あるんです。」
「‥相談?」
「(な、何、言ってんだ俺。相談なんかないって‥)」
どう考えてもいきあがりばったりな言葉だった。
しかし、安雄に渦巻く明子へのレイプ願望が勝手に言葉をおしだす。
「その、は、母が病気で今大変で‥あ、ああ、明子さん、意外だと、は、話にくくて。」
「き、きき、近所のアレに聞かれるのもアレなので、そ、そのへ、へ部屋に来て‥。」
「(ババァは元気だろ!アレってなんだよ‥!?)」
「(こ、こんな話でウチに来てくれなんて言っても‥来るわけない‥バカかよ‥)」
「(‥い、いや、断られたらそれでいい、それで無事終わる。駅前の喫茶店とか変な場所行かれたら‥詰む。)」
「あら、お母様病気なの?そう・・なら、ウチでどうかしら?」
「へ?」
「(だ、だだ、駄目だろ、最悪の場所だ‥朝だと旦那と息子いるだろうし‥
‥やばい、に、逃げよう、上手く言って逃げよう)」
「今日は主人も息子も、誰も居ないから。」
「!?」
「でも、学校は大丈夫なの?」
「・・・」
「安雄君?」
安雄の脳内は痺れ、身体中に電気が走った。
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昭和の香りがする、古風な造りだが、立派な邸宅と広めの庭。
玄関に続く道を明子と安雄は歩いていた。
「主人もね、つい最近、突然倒れたの、本当に驚いたわ。」
「囲碁のしすぎによる過労だって先生に言われたのに‥暇さえあれば病院でも囲碁打ってるのよ、ふふ。」
「・・でも、私で相談に乗れるのかしら?」
「だ、大丈夫です、大丈夫。」
「(だ、駄目だろ・・ホントにやったら、は、犯罪者になっちまう。)」
「(明子さんとは一応顔見知りだ、絶対に捕まる・・
それに、こんな優しい人を強姦とか、だ、駄目だ、やめよう。何考えてたんだ‥俺)」
玄関に向かい2歩ほどの前方を歩く明子の後ろ姿
初夏の朝に流れる涼しい風が二人の間に吹くと、
薄手のロングスカートが明子の身体にぴったりと張り付き、
その悩ましいヒップラインが露になり、安雄の目を奪う
「ぅ・・ぁ・・・!!」
安雄の心臓がドクンとなり、股間にズキズキとしたような形容しがたい血流が流れる
「(し、したい‥したい‥うぅ・・や、やっぱりセックスしたい!明子さんを犯したい‥明子さん・・明子さん・・)」
今にも後ろから明子のスカートを捲り上げ、尻に顔を埋めたくなる衝動が安雄を包む、
安雄の股間は痛いほどに盛り上がり、理性がかき消されていく。
「どうぞ。」
明子は安雄を玄関に招き入れると、
カバンで膨れ上がった股間を隠す安雄の目が理性を失ってしまった事に気づかないまま
玄関の鍵を閉めた
「あ、ああああ、明子さんっっっっっ!!!!!」
安雄は背後から明子のスカートを捲りあげ、襲いかかった。
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